機械検査技能士
伊藤歯車製作所の社長の伊藤です。
今年の初めに生産管理グループのメンバーと加工現場のメンバー数人で国家資格である機械検査技能士の資格取得の技能試験を受けに行ってきました。
目的は製品品質向上の為にしっかりと検査の基本を学ぶこと。さらには現場作業者以上に生産管理グループのメンバーが資格を取得することできちんと現場に対して製品の良し悪しを発言できるようにと考えたからです。
現場作業者はそれぞれが社内OJTの中で培ってきた作業要領で計測し自信を持ってものづくりを行っています。ただ実際に寸法を測り合わせた場合に若干の誤差が生じてしまうこともあります。弊社で行っている出荷前検査はお客様の元へ製品を納品するにあたっての製品精度の最後の砦となります。 そこで発見された寸法誤差などに対して現場へ説明し、改善していくということが出来なければ弊社の成長は止まってしまいます。 そのためにもまずは生産管理グループがしっかりと基本となる検査技術を学んでこそ現場と話し合うことができるようになると思います。
今までにこのような資格試験を会社として受験するようなことはしなかったのですが、そういう取り組みを通じてお客様からの信頼と自分たち自身の自信を構築できるように慢心せずに続けていきたいと思います。